ニキビの原因になる毛穴の皮脂詰まりを抑える5つの方法
スポンサードリンク「皮脂を抑える方法ってなにかあるの?」
「ニキビができないようにするために、自分の皮脂をなんとかしたい」
ニキビに悩んでいる方で、自分の皮脂詰まりを抑えたいと思っている方は多いかと思います。
毛穴の皮脂詰まりを防ぐことができれば、ニキビ予防にもつながります。
そこで今回はどうすれば皮脂を抑えることができるのかについて書いていきたいと思います。
Contents
1、皮脂の分泌をコントロールするのは難しい
そもそも、皮脂の役割は外部の刺激から肌を守るためにあります。
過剰な皮脂が毛穴を詰まらせてしまうのであって、皮脂そのものは雑菌や外部刺激から肌を守るために必要なものです。
では、なぜ毛穴を詰まらせるほど皮脂が出やすいのでしょうか?
ひとつの理由としては、自分の体質的な問題です。
皮脂は毛穴にある皮脂線から出るものですが、その皮脂線が大きいか小さいかで皮脂の出る量が人によって異なります。
そのため、皮脂の分泌量は生まれつきの体質であって、人それぞれ違います。
皮脂が出やすい肌質の方もいれば、あまり皮脂が出ない方もいます。
ニキビに悩んでいる方なら聞いたことがあるかもしれませんが、皮脂が出る量は男性ホルモンの分泌に影響されています。
男性ホルモンの影響によって、皮脂線が大きく発達している人は皮脂がよく出るし、反対に皮脂線が小さい人は皮脂があまり出ません。
しかし、ここでやっかいなのが、簡単に男性ホルモンの分泌量をコントロールすることはできないということです。
ホルモンの分泌量は微妙なバランスでコントロールされています。
薬の力で、男性ホルモンを強制的に減らすことは簡単ではありません。
医師の定期的な診察が必要になりますし、ホルモン療法ができる方とできない方がいるので一度検査が必要です。
つまり、自分の力で皮脂が出る量を減らすことはできない、という結論になります。
「じゃあ、毛穴の皮脂詰まりを防ぐことはできないの?」と思うかもしれませんが、他の方法を試してみる価値は十分にあります。
毛穴の皮脂詰まりを防ぐためには、生活習慣の改善と正しいスキンケアが必要になります。
もうひとつの理由として、体質的に男性ホルモンが過剰に分泌されているのではなく、自分のホルモンバランスが乱れている可能性があります。
ホルモンバランスは生活習慣の悪化や、過度のストレスなどで崩れてしまうことがあります。
ホルモンバランスが崩れると、皮脂の分泌が多くなったり、女性の方であれば生理不順を引き起こしたりもします。
たとえば、ストレスや睡眠不足で交感神経が刺激されると、ストレスに対抗できるようなホルモンを分泌させます。
その一方で、ストレスを受けると分泌が減るホルモンもあります。
このようにして、健康な状態のホルモンバランスを保てなくなり、皮脂が過剰に分泌されるようになってしまいます。
また、生活習慣の悪化や過度のストレスは、肌の再生能力であるターンオーバーも遅らせてしまいます。
ターンオーバーが乱れると、新しい皮膚が作られにくくなるので、古い角質が溜まりやすくなります。
肌荒れが続けば肌の角質が分厚くなったり、ガサガサの表皮になると毛穴がさらに詰まりやすくなります。
古い角質と皮脂が毛穴で混ざり合うと、白ニキビ・コメドと呼ばれるものができてしまいます。
さらに、詰まった毛穴の中でアクネ菌が異常繁殖すると、炎症を引き起こして赤ニキビになります。
ホルモンバランスの乱れが原因ではなく、もともと皮脂の分泌が多い人は、正しいスキンケアとこまめに皮脂を取り除く必要があります。
間違ったスキンケアでは、きちんと皮脂や汚れが落とせずに、肌を荒らしてしまいます。
また、皮脂が多い方は保湿を徹底すると、脂だけが浮き上がって毛穴に詰まることを防ぐことができます。
では、生活習慣の改善と、正しいスキンケア方法について、順番に見ていきましょう。
2、毛穴の皮脂詰まりを抑える生活習慣
①栄養バランスのいい食生活
ありきたりではありますが、綺麗な肌を保つにはバランスのいい食事が大切です。
ニキビができない美肌のためには、野菜や魚介類・大豆製品などを食べることをおすすめします。
ジャンクフードやスイーツはたまに食べるのは全然大丈夫ですが、毎日の習慣にしてしまうと栄養バランスが極端に悪くなります。
栄養バランスの悪い食事をすると、糖分と脂質の摂り過ぎ、ビタミンとミネラルが不足しがちになります。
一番健康的な食生活ができるのは、和食を中心に自分で自炊することです。
外食ではなかなか栄養バランスのいい食事を続けるのは難しいです。
とくに、ビタミンやミネラルが摂れる緑黄色野菜が不足しがちになります。
なかなか自炊できないという場合でも、自分ができそうなことから少しずつチャレンジしてみてください。
とはいえ、野菜が肌にいいと分かっている方でも、どうしても積極的に野菜が食べられない方もいるかもしれません。
なかなか肌にいい栄養が摂れないときは、サプリメントを活用するのもひとつの手です。
サプリメントは肌に必要な栄養を手軽に補うことができます。
しかし、あくまで栄養補助のためのものなので、サプリメントだけで肌に必要な栄養をすべてまかなうことは不可能です。
なるべく自分で調理をした食事を心がけて、少しずつ食生活を改善していきましょう。
②睡眠は6〜8時間を確保すること
肌は寝ている時間に最も再生力が上がっています。
日中は活動するために、脳や他の器官が活発に活動しています。
しかし、寝ることで肌へ栄養が回りやすくなり、新しい皮膚が再生されるようになります。
寝不足になると、肌荒れやニキビが増えるのはそのためです。
とくに眠り始めてから3時間前後が、成長ホルモンの分泌が活発になります。
そのため、肌の再生が最も活発に行われるようになります。
最低でも6時間は確保して、理想は8時間寝るようにするとベストです。
「でも、毎日忙しいし、そんなに睡眠時間とれないんだけど」と思う方もいるでしょう。
しかし、家に帰ってからスマホを触っていたり、テレビをなんとなく見ていて、自分でも気づかないうちにダラダラと過ごしている時間があるはずです。
のんびりする時間も必要ではありますが、なるべく減らしていくことによって、睡眠時間だけは削らない生活を送るようにしましょう。
自分でも思っている以上に肌の調子が良くなりますよ。
③ストレスは運動と趣味で定期的に発散させる
ストレスがあるとニキビができやすくなります。
なぜストレスによってニキビができやすくなるのかというと、先ほども書いたように、交感神経が刺激されるからです。
過度に交感神経が刺激されると、ホルモンバランスを崩してしまいます。
ストレスによって、頭にばかり血液が集中するのでイライラしやすくなり、眠りも浅くなります。
また、肌に栄養が届きにくくなるので、ターンオーバーも遅れがちになります。
ストレスを溜め込まないためにも、定期的なリフレッシュする時間を設ける必要があります。
休日には自分の趣味を満喫する時間を作ったり、運動する時間を確保するのもいいでしょう。
とくに、定期的に運動することはおすすめです。
運動することで血の巡りも良くなり、肌の代謝も活発になります。
また、適度な体の疲労は夜の寝つきもよくなって、睡眠の質が上がります。
1週間に2回程度、20分ほど歩くだけでもかなり効果があるはずです。
④洗顔で皮脂と汚れをしっかり落とす
洗顔で一番大切なことは、しっかり皮脂と汚れを落とすことです。
洗顔する際に洗顔料を使うと思いますが、特別な美肌成分は必要ありません。
美肌成分は、後のスキンケアで補えば大丈夫です。
あまりにもいろいろな成分を入れすぎて、肝心の皮脂や汚れが落ちにくくなっているのでは意味がありません。
洗顔料は皮脂や汚れをしっかり落として、なおかつ肌を荒らさないものを使いましょう。
この2つを基準にして洗顔料選びをするといいかと思います。
また、洗顔では洗い方も大切です。
皮脂を落としたいからといって、ゴシゴシと力を入れる必要はまったくありません。
泡立てた洗顔料を優しく肌の上に伸ばしながら、泡を転がすような感じで顔全体を洗ってください。
そして、洗顔のときにもうひとつ重要な手順がすすぎです。
すすぎ残しがあると、せっかく皮脂や汚れが洗えていても、肌を荒らしてしまいます。
とくに髪の毛の生え際やあごの部分は泡が残りがちです。
念入りにすすぎを行って、洗顔料をきちんと洗い流してください。
⑤保湿では油分ではなく、保湿成分が重要
皮脂を洗い流したあとは、保湿を徹底的に行います。
保湿をすることで肌のうるおいを保ち、皮脂の毛穴詰まりを防ぐことができます。
肌の保湿に必要なのは、セラミドやコラーゲン・NMF(Natural Moisturizing Factor)などの保湿成分です。
もともと肌には、うるおいを逃がさないための保湿成分が含まれています。
しかし、生活習慣の悪化や加齢などで減少していき、うるおいを保つことが難しくなります。
減った分のうるおいは、スキンケアの保湿で補うことでみずみずしい肌を保つことができます。
そのためには、保湿成分が入っている化粧水や、美容液を使うのが一番効果的といえるでしょう。
逆に、保湿成分が入っていない化粧水を使っても、肌のうるおいを保つことはできません。
また、「保湿をしたら、水分を逃がさないように油分でフタをする」というスキンケア方法があったりしますが、それは古い考え方です。
最近の研究では、化粧水の水分を乳液やクリームの油分でフタをすることはできないことが分かっています。
水分は油分の膜を通り抜けて蒸発してしまいます。
また、油分を肌に加えると、ますます皮脂が毛穴に詰まりやすくなってしまいます。
肌のうるおいを保つためには、油分ではなく保湿成分が入っている化粧水を使いましょう。
肌がうるおっていれば、皮脂だけが浮いてしまうのを防げるようになります。

大人ニキビに効く栄養サプリメントおすすめ3選

乾燥が原因の大人ニキビにおすすめの化粧水
スポンサードリンク